心の整理になるかと思って書いている

なんでこうなったのか自分でも分からないのだが、「大学で研究をする」という事へのモチベーションがぷっつりと途切れてしまった。
大学4年の、この時期に、である。

より正しくは、年が明けて、研究室が再開してから、私は今の研究室で研究するモチベーションを保てなくなっていた。それが、今になって完全に潰えた形だ。

研究自体は楽しい。手を動かし参考となる論文を集め理論を組み上げる、その行為自体はとても楽しくて好きだ。それはずっと変わらない。
だけど、来年今の研究室で研究をすると思うと、絶対に嫌だと思ってしまう。
そして、「大学で」研究をする事が、「企業あるいは研究所で(アカデミアではない場所で)」研究をする事の魅力を大きく下回ってしまった。

もともと今いる場所以外の大学院が本命で、色々な院を受けていたが、結局今の所属以外は不合格になっている。今の所に進学するのか、研究テーマは変わっちゃうけどそれもありだな、と思っていたはずだったのだ。
年内までは確かにそう思っていたのだ。
それがなぜかだめになった。

ボスは好きだ。同期も嫌いではない。先輩は苦手な人もいるが、まあやっていけない事はない。そう思っていたのだ、年内まで。

年末年始を帰省して、リフレッシュして研究室に戻って来たら、研究室の学生の雰囲気が、だめになっていた。

なぜか。私にも分からない。理由を教えてほしいくらいだ。

微妙に馴れ合うような雰囲気がだめだったのか。
ボスの顔色を伺う空気がだめだったのか。
時折現れる人間関係の歪みがだめだったのか。
上が居なくなると暴君になりそうな先輩が発言権を持ちつつあるのがだめだったのか。
横の風通しが悪く、ボス同士の仲の良さで使える機器に制限がかかるのがだめだったのか。
あの大学特有の閉鎖的な所がだめだったのか。

あるいは、そういうものが積もって臨界値に達してしまったのか。

分からない。分からないが、だめになってしまった。
私は、とにかく来年、あそこに居たくない。
あそこで研究をしたくない。
今精神科に行ったら、鬱病の診断をもらってしまう自信がある。そして、我慢してここの院で研究したら、間違いなく途中でより重度な鬱になると確信できる。
他の大学で研究生になるという手も考えたが、大学での研究、と考えただけで拒否感を覚えてしまったので、ここの院に進むという選択肢と合わせて却下した。

そうすると就活しかないので、どうにかして職を探したい。そう思ってしまった。この時期に、だ。

今は、大学院落ちというのは、この時期に就活をする人間の中では相当まともな理由だと思うので、話し方によっては企業への印象もプラスにできるだろうというこずるい計算をしている。
そりゃあ研究は好きなので、できれば研究職がいいが、事務職だって好きだから、職種にこだわりはあまりない。
ならまあ、様々な手を駆使すれば、どうにかなるかな、と思うのだ。

少なくとも、あそこに居るよりは精神的にずっとマシになるはずだ。


本当に、なんでだめになったんだろう。
研究は楽しいのに、ボスは好きなのに、どうしてだめになったんだろう。
私に何か欠陥があったのかな。
巡り合わせの問題だったのかな。
なんでだろう。なんでなんだろう。
考えても仕方ないのだけど、考えてしまうから、こうして書いてみた。